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2004年05月11日(火) 00時00分

裁判員体験し制度考えよう 29日に名古屋の県中小企業センターで集い 東京新聞

 今国会で法案成立が見込まれる裁判員制度を模擬体験してもらおうと、「裁判員制度を考える集い 法廷シミュレーション〜あなたも呼ばれます」が二十九日午後一時三十分から、名古屋市中村区名駅四の県中小企業センターで開かれる。無料。制度と同様に、六人の裁判員が三人の裁判官と一緒に模擬法廷の被告人を裁く試み。六組の裁判員役計三十六人を一般から公募している。 (臼井 康兆)

 なじみの薄い制度への関心を高めるとともに、問題点を浮かび上がらせるため、県内の弁護士や研究者らでつくる「市民の裁判員制度を目指す会」「市民のための司法改革を求める愛知の会」が企画した。

 当日は第一部で、現職裁判官や弁護士、ロースクール(法科大学院)の学生らが「失恋サンタ殺人事件」という法廷劇を上演。劇は、クリスマスイブに千種区で起きた殺人事件の裁判で、被告人が無罪を主張するというストーリー。証人尋問や被告人質問によって、真実が少しずつ明らかになる展開だ。

 第二部では、劇中の検察側と弁護側のやりとりをもとに、一般から公募した裁判員が六組に分かれて有罪か無罪かを評議。第三部で各組が評決を発表し合う。

 企画した岩崎光記弁護士は「市民の関心は高くないが、みなさんも裁判員になる可能性がある。子どもを抱えて法廷に行けるのか。模擬法廷を体験してもらい、制度に不都合があれば指摘しないといい制度にならない」と話している。

 裁判員役の募集は二十五日まで。問い合わせは、名古屋北法律事務所=電(910)7721=へ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20040511/lcl_____ach_____009.shtml