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2004年05月01日(土) 03時01分

ドコモ「迷惑メール料」回収、8業者から4260万読売新聞

 NTTドコモは30日、インターネット接続サービス「iモード」を使い、あて先不明のメールを大量に送信していた8事業者から、メール不着のため回収できなかった料金相当分、計4260万円を請求し、全額回収したことを明らかにした。

 強硬姿勢を取ることで迷惑メールに歯止めをかけるのが狙いだ。法的手段を経ずに業者から損害額を回収したのは初めて。

 8事業者は2002年12月から昨年3月まで、専用接続でメールを送受信しやすくなるドコモの「特定接続サービス」と契約し、4700万通超のあて先不明メールを送っていた。

 東京地裁は昨年3月、同様に大量の迷惑メールを送信した事業者に対して約650万円をドコモ側に支払うよう命じる判決を言い渡した。判決は、あて先不明のメールは、受信者側から回収できるはずの通信料金を徴収できず、メール1件で1・2円の損害がドコモに生じると認定した。

 これを踏まえ、ドコモは、8事業者のメール送信数に応じて約1500万—140万円を請求。応じない場合は法的措置に踏み切ると通知した結果、いずれも支払いに応じた。

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040501it01.htm