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2004年04月30日(金) 23時35分

欠陥の疑いを整備不良に 調査班トップの意向か共同通信

 三菱自動車の大型車タイヤ脱落問題で、2002年に横浜市で起きた母子死傷事故後に同社が設置した調査班が、事故で破断したタイヤと車軸をつなぐ部品「ハブ」の欠陥を疑いながら「整備不良が原因」との結論をまとめた疑いがあることが30日、分かった。
 調査班のトップだった花輪亮男元常務(63)の意向が働いたといい、神奈川県警は欠陥隠しを図ったとみて調べている。
 関係者によると、調査班は死傷事故直後の02年2月に発足した。
 自主回収した約480台分のハブを検査したところ、同社が破断原因と説明してきた摩耗(交換基準0・8ミリ)の度合いに関係なく、ハブの3割に亀裂が入っていたことを確認した。
 調査班のメンバーからはハブの強度不足を指摘する声が出たが、調査班は7月に「整備不良が原因」との結論を出して解散した。
 この際、元常務が強度不足以外の原因とするように求め、調査班がこの指示に従った疑いがあるという。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040430-00000229-kyodo-soci