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2004年04月30日(金) 00時00分

『ハブ欠陥』首脳に報告か 母子死傷で三菱自 東京新聞

 横浜市で三菱自動車製大型トレーラーが脱輪し母子が死傷した事故で、事故後に同社内に設置された調査班が、車軸とタイヤをつなぐ金属部品「ハブ」の構造上の欠陥をうかがわせるデータを把握し同社首脳の一部に報告していた可能性が高いことが二十九日、分かった。調査班の会議録には、データに基づく原因の分析など結論部分が欠落している。神奈川県警と横浜地検は、同社首脳がデータを知りながら欠陥を隠すために結論を省くよう指示した疑いもあるとみて、証拠隠滅容疑で調べている。

 この調査班は「フロントハブ強度検証ワーキンググループ」で、脱輪につながる破断を引き起こしたハブの強度などを検証する目的で設置。当時、トラック・バス開発本部長を兼務していた花輪亮男常務(63)がトップを務め、開発や品質管理、設計、材料など各部門の部課長らが集まり二〇〇二年二−七月に約十回、開催した。

 調査班は、市場に出回っていたハブ約四百八十個を回収してサンプル調査を実施。摩耗の大小にかかわらず、目に見えない亀裂ができているハブが多数、見つかった。調査班の会議録にはこうしたデータは記載されている。

 だが、「整備不良などによる摩耗がハブ破断の原因」という同社の主張を覆す結果が出たのに、それを受けた結論などは会議録に書かれていないという。

 代表権を持つ八人の首脳はいずれも、調査班には含まれていなかった。しかし、同社関係者は「重大な死傷事故を受けて行われた調査のデータは当然、首脳にも報告が上がっていたはずだ」と指摘している。

 同社側は国交省に原因を「整備不良」と報告。亀裂のデータを含む会議録なども明らかにしなかったが、ハブの欠陥を認めリコール(無料の回収・修理)を届け出た今年三月、ようやく同省に提出した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040430/mng_____sya_____009.shtml