2004年04月28日(水) 20時40分

他人名義口座で犯罪発覚隠す　容疑の８人追送検−−県警など　／鳥取（毎日新聞）

　◇被害２０００人、金額３億円
　経営実態のない金融業や債権回収業者をかたった詐欺事件で、鳥取、山形両県警は２７日、住所不定、無職、小枝直也被告（３０）ら関東出身の男女８人（詐欺罪などで起訴済み）を「組織的犯罪処罰及び犯罪収益の規制に関する法律」違反の疑いで、鳥取地検米子支部に追送検した。両県警によると、１３の口座記録が詐欺事件で使われ、被害者は４７都道府県の約２０００人、被害総額も約２億９２９０万円に上るという。
　調べでは、小枝被告らは０２年１１月ごろから０３年１２月ごろまでの間、東京都内で経営実態のない「福福キャッシング」など消費者金融業者名で全国各地に融資希望者を募るダイレクトメールを郵送。０３年４月末から同１２月にかけて、電話で融資を申し込んだ女性ら２８人に対し、他人名義で取得した８口座に現金約１３３３万円を振り込ませ、事件を仮装した疑い。【松本杏】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000005-mai-l31