2004年04月27日(火) 00時00分

高崎の『関東産業』公表 経産省　不正ガソリン販売やめず （東京新聞）

　エーテル類を５０％以上混ぜた不正なガソリンを販売していたとして、経済産業省は二十六日、ガソリンスタンドを経営する「関東産業有限会社」（高崎市）の社名を公表した。口頭や文書での販売停止指示に従わなかったため。

　同省によると、関東産業は高崎市や前橋市、埼玉県などで十給油所を経営。ガソリンの品質確保を規定する法（品確法）の規格外となるエーテル類を混ぜたガソリンを、「ガソリンのようなもの」として販売していた。

　品確法では、ガソリンへのアルコールなどの混合率を、エタノールは３％、エーテルなど含酸素化合物は１・３％と規定している。

　同省は、規格外燃料を使用した場合、自動車の部品が腐食、劣化し、油が漏れて引火の危険性があると指摘している。同様の不正ガソリン販売により、社名公表したのは全国で六社という。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20040427/lcl_____gnm_____004.shtml