2004年04月27日(火) 20時07分

＜大阪＞「食肉のドン」　容疑認める供述始める（朝日放送）

大阪の食肉事業団体をめぐる牛肉偽装事件で、逮捕された浅田満容疑者が「買い取った肉の中に輸入肉が入っている認識はあった」と容疑を認める供述を始めていることがわかりました。

調べによりますと、大阪府食肉事業協同組合連合会・副会長の浅田満容疑者は、幹部らと共謀し、加盟業者から集めた５７３トンの牛肉に広島の業者から買い取った輸入肉９５トンが混じっているのを知りながら上部組織に買い取らせ、国のＢＳＥ対策の助成金およそ６億４千万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。

浅田容疑者は当初、「輸入肉が入っているとは知らなかった」と容疑を否認していました。しかし、警察は広島の業者が輸入牛肉の専門業者だったことを浅田容疑者は知っていたとみて調べを進めてきました。浅田容疑者は最近になって「農水省の幹部から頼まれた。広島の業者から買った肉が外国産という認識はあった」と容疑を大筋で認める供述を始めているということです。警察はさらに追及する方針です。（朝日放送）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040427-00000007-abc-l27