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2004年04月26日(月) 20時24分

ヤフーBB情報流出、木全被告が初公判で大筋認める読売新聞

 インターネット接続サービス「ヤフーBB」の加入者情報流出事件で、同サービスを運営する「ソフトバンクBB」(東京都中央区)に電子メールで1000万円を要求したとして、恐喝未遂罪に問われた元会社員、木全泰之(きまた・ひろゆき)被告(32)(愛知県岩倉市)の初公判が26日、東京地裁であった。

 木全被告側は事実関係を大筋で認めたが、「現金を受け取るつもりはなかった」と述べ、脅迫罪にあたると主張した。

 一方、検察側は冒頭陳述で、木全被告が人材派遣会社からソフトバンクBBに派遣されていた2002年5月から2003年6月までの間に、同社内のデータベースにアクセスし、約90万件の顧客情報を入手したことを明らかにした。

 冒頭陳述などによると、木全被告は信用調査会社に顧客情報を販売しようとしたが、買い取りを拒否され、断念。その後、ソフトバンクBBに対し、送信場所から身元が割れないよう無線LANが使えるパソコンショップから「名簿業者の間では数十万から数百万円と言われています。出回ると大変なことになりますが、1000万円でデータをお渡しします」などのメール5通を送信した。

 木全被告は被告人質問で「大企業がメールを返信してくれることで、孤独感が紛れた」などと述べた。

 一連の事件では、別ルートで顧客情報を入手した2人が、親会社の「ソフトバンク」(中央区)から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪で起訴されている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040426-00000413-yom-soci