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2004年04月24日(土) 06時48分

<三菱ふそう>販売2年でハブ交換 「ヤミ改修」の疑いも毎日新聞

 三菱ふそうトラック・バス(昨年1月に三菱自動車から分社)製大型車の部品「ハブ」の破損によるタイヤ脱落問題で、99年6月に広島県で右前輪が外れる事故を起こした中国ジェイアールバスの大型バスは、購入からわずか2年で、三菱側がハブを交換していたことが分かった。ハブは通常、廃車まで使われるが、三菱側は摩耗を理由に交換していた。ハブに構造上の問題があることを把握しながらリコール(回収・無償修理)を避けて修理する「ヤミ改修」の疑いもある。

 交換した新型ハブによる事故はその後31件発生。02年1月には横浜市で母子死傷事故も起きており、捜査当局はJRバス事故の前後に安全措置を取っていれば重大事故を避けられた可能性があるとみて、関係者の事情聴取を進めている。

 関係者やJRの保守台帳によると、このバスは92年8月にJRが新車で購入。3年目の94年2〜5月、3回にわたり前輪のハブとホイールをつなぐクリップボルトが折れるなど不具合が相次ぎ、JRは自社の整備場でボルトを交換した。

 ところが、さらに不具合が続いたため三菱の販売会社に相談したところ、三菱側は同12月、左右前輪のボルトとホイールとともにハブも当時新型だったD型に交換した。この際、三菱側はJRにボルトの締め付けやハブの掃除を摩耗の理由に挙げた資料を渡し、「ハブに摩耗がある」と説明したという。

 JRはハブ交換後の99年4月、再び前輪のクリップボルトに不具合が生じてボルトを交換。さらに2カ月後の6月28日、広島県千代田町の高速道路で走行中、ハブが破損し、右前輪が外れる事故を起こした。

 当時、三菱側はJRに「運転状況や強度のばらつきなどで破損の領域に入ったと考えられる」とする調査報告書を出す一方、運輸省(当時)には「ハブの材質・精度に異状はなく、整備時の問題と推定される。同種の苦情はなく多発性はない」と食い違う報告書を提出していた。一方でD型ハブの破損はこのころから増加していた。【武田良敬】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040424-00000166-mai-soci