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2004年04月24日(土) 22時55分

<BSE>米国産牛肉輸入再開へ作業部会設置へ 日米協議毎日新聞

 BSE(牛海綿状脳症)に伴い輸入が禁止されている米国産牛肉の輸入再開問題を話し合う日米局長級協議が24日、外務省で開かれ、両国の科学者や実務者による作業部会を設置し、8月ごろまでに輸入再開に向けた一定の結論を出すことで合意した。この結果、輸入再開は早くても秋以降になるとの見通しが強まった。

 協議は3カ月ぶり。日本から農林水産、厚生労働、外務3省の局長ら、米国からはペン農務次官らが参加。日本が全頭検査の必要性を改めて訴え、米国が「非科学的」と反論、従来の主張を繰り返したが、最終的に、5月中旬までに作業部会の初会合を開き、月1回のペースで検討を進めることを確認した。

 会議後の会見で、日本側は「消費者の理解を得ながら解決するには時間が必要」(佐々江賢一郎・外務省経済局長)と、一定の時間がかかるとの認識を表明。輸入再開の見通しについて「結論が出ても、新たな検査体制の整備などに数カ月かかる」(中川坦・農水省消費安全局長)として、早くても秋以降になるとの見通しを示唆した。

 日本は内閣府の食品安全委員会で、専門家による全頭検査の見直し作業が始まっており、国内基準の緩和が輸入再開のカギになるとの見方が出ている。【望月靖祥】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040425-00000078-mai-bus_all