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2004年04月24日(土) 00時00分

添加物、表示漏れ原材料名に酸化防止剤の記載がない焼たらこおにぎり。21日まで店頭に並んでいた朝日新聞・

ジャスコなどに納入のおにぎり たらこの酸化防止剤

  県内や宮城、岩手にある総合スーパー「ジャスコ」などにおにぎりなどを納入している「日本レストランエンタプライズ仙台調理センター」(仙台市)の焼たらこおにぎりに食品添加物の表示漏れがあったことが分かった。

  22日の店頭分から改善されたが、確認できる範囲で3月24日から約1カ月は未表示だった。同センターは「チェックが行き届かなかった」としているが、厚生労働省は「食品衛生法の観点からの指導もありうる」(監視安全課)としている。

  記載漏れがあった添加物は「酸化防止剤」。厚労省は、たらこの色を赤く出す発色剤を使用した場合は、酸化防止剤も使うよう求めている。

  同センターは、たらこの納入業者からは酸化防止剤の使用を確認しているというが、「3月24日から取引先の要望でたらこを変えてラベルを切り替えた際、添加物などを印字する機械から何らかの原因で漏れたのでは」としている。

  しかし、4月1日からの消費税総額表示が始まったのにあわせてラベルの表示を変えた時もミスに気付かなかったために、記載漏れが続いた。

  日本食品添加物協会(東京)によると、「たらこに含まれるジアミンなどの成分が発色剤の成分と混ざると、発がん性物質を作り出す恐れがあるとされており、酸化防止剤はそれを防ぐと言われている。業界では表示は通例」と話す。

  同センターによると、焼たらこおにぎりは1日約300個を出荷しているという。今月17日に消費者から記載漏れを指摘されたが、21日になるまで何の改善もしていなかった。

  ジャスコの店頭に記載漏れの商品が並んだことに対して、イオン(本社・千葉)は「お客様に迷惑をかけて残念。再発防止に向けて改善を求めたい」と話している。(4/24)

http://mytown.asahi.com/yamagata/news01.asp?kiji=5126