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2004年04月23日(金) 18時33分

胆のう摘出手術後に死亡 胆汁排出のチューブ脱落共同通信

 福島県三島町の県立宮下病院(板橋邦宏院長)でことし2月、胆のう摘出手術などを受けた70代の女性患者が、胆汁が体内に漏れて腹膜炎を起こし、敗血症性ショックで死亡していたことが23日、分かった。
 胆汁を体外に出すチューブが総胆管から外れ、胆汁が漏れたとみられるが、病院は「手術や術後の措置に明らかなミスはない」としており、今後県が調査委員会を設け、チューブが外れた原因を究明する。
 病院によると、2月23日に男性外科医(33)が、胆のう炎と総胆管結石と診断された女性患者の、胆のう摘出と胆石除去の開腹手術を実施。胆汁を体外に排出するため、総胆管の約1・5センチの切開部から、T字型のチューブを入れた。
 27日朝、女性が腹痛を訴えたためエックス線で調べた結果、チューブが総胆管から外れているのが判明。同日午後にチューブを再び挿入する手術をしたが、女性は28日に死亡した。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040423-00000179-kyodo-soci