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2004年04月22日(木) 00時00分

5病院が医療事故防止へ連携 県保険医協が研究会設立 東京新聞

 県内の民間病院で、医療事故の発生を組織的に防ぐ仕組みを取り入れ、医療の質を高めようとする機運が高まってきた。県保険医協会病院委員会が「岐阜リスクマネジメント研究会」を設立し、五病院が参加して、二十七日に第一回研究会を岐阜市内で開く。

 参加者がそれぞれ病院で実際に抱えて困っている医療や看護の問題を持ち寄り、どんな対策を取っているかの報告を基に全員で議論を深める。

 投薬や注射のミスなどテーマを設けて毎月一回ずつ一年間継続。現場の課題を解決に導くとともに、事例集としてまとめ、県内病院全体の財産にしたい考えだ。

 三好(岐阜市)関中央(関市)太田(美濃加茂市)愛生(岐南町)白川(白川町)の五病院が、研究会への参加を決めている。

 講師は、欧米の先進的な医療制度や病院経営を調査・研究している看護業務改善研究会(東京都渋谷区)の川村旭代表(57)。「日本の病院はリスクマネジメントに欠けており、質の保証が弱い。結果的に患者不在の医療になっている」と、現状を指摘する。

 白川病院の野尻眞院長は「同じ誤りを繰り返す危険性を避けるため、個々の病院で改善していくしかない」と話し、参加病院を募っている。

 問い合わせは同委員会=電058(273)6025=へ。

  (小沢 伸介)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20040422/lcl_____gif_____000.shtml