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2004年04月22日(木) 00時00分

ネットで民意を反映 県試行朝日新聞・

 県民主役の県政を目指し、県は5月にも、インターネット上で県民の意見を募集したり、検討会議を実施したりする「ネットで県民参画」の取り組みを試行的に始める。野呂昭彦知事は「ITの活用で県民の声を何重にも聞いていきたい」と話す。

 県にはすでに、電子掲示板上で県政について議論する「e‐デモ会議室」があり、約1500人が登録している。「ネットで県民参画」は議論にとどまらず、県民の声を集めて行政の施策に反映させる目的があり、全国的にも初の試みという。

 事業は(1)行政と意見交換(2)検討会議へ提言(3)ネットで検討会議ーの3本を柱にネット上で展開する。

 (1)は、県民との意見交換を行政側が施策に生かすもので、「バリアフリーの観点から三重の観光を考える」をテーマにする。(2)は、ネット上で県民らが「電子会議」を開き、この議長役が会議でまとまった意見を実際にある検討会や委員会に提言する。「三重県のゴミゼロの推進を考える」がテーマだ。

 (3)は、有識者らも含めた検討会議をすべてネット上で実施する「斬新な試み」(担当者)という。自由参加の議論、メンバー限定の議論を経て行政に提言する。こちらは「新しい時代の公」について話し合う。 

 野呂知事はまた、今後10年間程度の県の総合計画「県民しあわせプラン」に沿った県政を推進するため、知事が県民、市町村長、有識者の意見を聞く「県政懇話会」を設置する。7月にも1回目の懇話会を開く予定。

  メンバーは県民5人以内、市町村長2人以内、有識者3人以内で、うち県民2人を公募する。県内居住者で4月1日現在満20歳以上の人が対象。申込書に「県民が主役の県政」をテーマに1200〜2千字程度の論文を添え、県総合企画局企画総務室へ。

 募集期間は6月1日〜15日。申し込みや問い合わせは同室(059・224・2640)まで。(4/22)

http://mytown.asahi.com/mie/news02.asp?kiji=6011