2004年04月20日(火) 11時51分

三菱ふそう会長に堀副社長　前会長の引責辞任受け（共同通信）

　三菱ふそうトラック・バスが、車輪脱輪事故やリコール（無料の回収・修理）など一連の問題で引責辞任した宇佐美隆前会長（６３）の後任に堀道夫副社長（６１）を起用することが２０日分かった。
　同社社長は筆頭株主であるドイツ・米ダイムラークライスラー出身のビルフリート・ポート氏が務めており、会長職に宇佐美氏に続き日本人を置くことで、社内のバランスをとる狙いがある。
　堀氏は、三菱自動車工業出身で、同社でもトラック部門を担当。昨年１月に三菱自動車から三菱ふそうが分離独立した時点から副社長を務めている。
　三菱ふそうは、同社製大型車のタイヤが脱落し、母子３人が死傷した事故（２００２年、横浜市）を受け、今年３月に国土交通省に対し、主要部品のリコールを届け出たが、対応の遅さなどが問題になっていた。同社は再発防止策や社内処分、人事などについて２１日記者会見する。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000091-kyodo-bus_all