2004年04月17日(土) 00時00分

おれおれ詐欺　信金職員機転で未遂（朝日新聞・）

　　松田町の自営業の男性（７２）が、警察署員を名乗る男から「息子さんが事故を起こした。示談金を振り込んでくれ」と電話連絡を受けたものの、相談した信用金庫のアドバイスなどで、うそと見抜き、事件を未然に防いでいたことが１６日、わかった。

　　松田署が同日、発表した。それによると１５日午前１１時５０分ごろ、自営業の男性宅に電話で「大和警察署の加藤」を名乗る中年男性から、「息子さんが交通事故を起こした。示談にするから至急２１５万円をコンビニから振り込んでほしい」と連絡があった。

　　男性は現金を準備するため、近くの信用金庫に電話をかけたところ、応対した男性職員から、「おれおれ詐欺の可能性がある。振り込む前に警察に確認して下さい」と言われ、男性が確認したところ事実がないことが分かったという。

　　同署は「確認のための一言がおれおれ事件を未然に防いだ。今後も関係機関に協力を呼びかけたい」と話している。

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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=5351