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2004年04月16日(金) 13時17分

「訴える」「儲かる」詐欺メール、ユーザーのほとんどが警戒japan.internet.com

参考記事 にもあるように、ここ数年、あの手この手の巧みな話術でユーザーを引っ掛けようとする詐欺メールがネットの世界で横行し、最近では ワーム付の新手の詐欺メール も登場している。

インターネットコム株式会社 株式会社インフォプラント が行った、詐欺メールに関するユーザー動向調査によると、日本語の詐欺メールを受信したユーザーは全体の21%、英文の詐欺メールは5%だった。

受信した結果、現金を振り込んだり、銀行口座を貸したりしてしまったユーザーは、延べで3人。「訴える」という脅し文句、「儲かる」という誘い文句に引っかかってしまったようだ。

調査対象は、全国の20代〜60代のインターネットユーザー300人。年齢層は、20代28%、30代48%、40代16%、50代6%、60代2%。男女別構成比は、男性36%、女性64%。

過去3年間に、現金振込みを要求する日本語の詐欺メールを受信したユーザーは、全体の21%、62人。

受信したユーザーにその後とった行動を聞くと、一番多かったのは「何も対応しなかった」33人、次が「ネットなどで調べた上で振り込まなかった」13人、「警察に通報した」6人。「その他」8人の中には「明細を請求した」(会社員/37歳)、さらに「詳しい情報を相手に求めた」(大学生/21歳)というユーザーもいた。

ユーザーの大半は詐欺メールに対する警戒を怠っていないようが、「おかしいとは思ったが、訴えられるといやなので振り込んだ」ユーザーは2人いた。「まったく疑問を持たず、すぐに銀行から振り込んだ」ユーザーはさすがにいなかった。

また、過去3年間に、銀行口座を貸してほしいなど、英文で書かれた詐欺メールを受信したユーザーは、全体の5%、15人だった。

この中には承諾のメールを送ったユーザーが1人おり、承諾した理由を聞くと、「信用したわけではないが、儲かると思った」と回答している。

以上の結果から、詐欺メールに対して大半のユーザーは十分警戒しているようだが、「訴える」という脅し文句、「儲かる」という誘い文句に弱いユーザーもいるようだ。(
調査協力: 株式会社インフォプラント

 

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