2004年04月15日(木) 09時01分

「ＢＳＥ検査、日本でやらせて」＝米食肉会社が農務省に代案（時事通信）

　【ワシントン１４日時事】米食肉処理会社クリークストーン・ファームズは１４日までに米農務省に書簡を送り、出荷する牛のＢＳＥ（牛海綿状脳症、狂牛病）検査を日本で実施することを認めてほしいと要請した。
　対日牛肉輸出再開に向けて同社が求めてきた自主的な全頭検査案が農務省に拒否されたことから、その代案の一つとして提案した。検体となる牛の脳を日本の検査機関に送るとしている。
　日米両国政府の対応は未定だが、日本側関係者は「検査されていない牛の一部分をいったん輸入することになるので、手続き的にも難しいのではないか」と話している。
　クリークストーンは書簡で「（日本など）消費者のニーズに応じるための自主的な全頭検査を禁じる決定には異議を申し立てる」と、法的措置に訴える方針を表明。代案として、農務省が６月から拡大するＢＳＥ検査対象に、生後３０カ月未満の牛１００万頭を含めることなども求めた。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000697-jij-bus_all