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2004年04月13日(火) 19時21分

おれおれ詐欺 被害総額、2億円を突破 昨年1年間超える−−1〜3月 /神奈川毎日新聞

 ◇手口、巧妙化−−県警調べ
 県警捜査2課は12日、1月から3月末までの県内の「おれおれ詐欺」の発生状況を発表した。被害総額は既に昨年1年間の被害総額を超えて2億円を突破。被害者のほとんどはおれおれ詐欺を知りながら被害に遭っており、手口の巧妙化が目立つ。県警は今年に入り、銀行口座や携帯電話を売買する、いわゆる「口座屋」の検挙を進め、詐欺グループの実態解明に力を入れている。
 同課によると、「おれおれ詐欺」の認知件数は261件で、実際に被害に遭ったのは157件。被害総額は約2億1300万円に達し、3カ月で昨年1年間の被害総額約1億9000万円を上回り被害の広がりを示している。
 詐欺の名目は「借金の返済」が154件と最多。「交通事故の示談金」72件と続く。特に「お宅の息子が借金の保証人になっているので金を振り込め」と迫る手口が急増しているという。
 被害者157人のうち2人を除く全員が「おれおれ詐欺」を知りながら被害に遭った。警察官や保険会社の社員、債権者などを装う。息子や孫役などを登場させ、泣きじゃくるなど迫真の演技に本当と思い込み、現金を振り込んでしまうケースが多いという。
 詐欺グループは身元の特定を避けるため、闇のルートやインターネットで入手した銀行口座や携帯電話を使用。県警は、銀行通帳を売買していた10人と架空の法人登記簿で携帯電話を契約した4人を詐欺容疑などで逮捕し、売り渡し先を追及している。しかし、口座や携帯は次から次へ人手に渡り、おれおれ詐欺の実行グループにはいまだにたどり着いていない。【木村光則】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040413-00000001-mai-l14