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2004年04月09日(金) 20時22分

<三菱自>身近な軽乗用車リコールでイメージ低下拍車毎日新聞

 経営再建を目指している三菱自動車で9日、リコール問題が起きた。関連会社、三菱ふそうトラック・バスのリコール問題では、死傷事故につながった部品の設計ミスを隠し続けた同社の隠ぺい体質が問題になったが、今度は消費者に身近な軽乗用車の主力車種が対象。企業イメージの低下に拍車をかけかねず、筆頭株主の独ダイムラークライスラーや三菱グループを中心に策定している再建計画にも微妙な影響を与える可能性がある。

 リコールの対象は、同社の最多販売車種である「ミニカ」と「トッポBJ」の8万台強で、いずれも四輪駆動車。同社は回収、無償修理費用として約7億8000万円を見込んでいる。

 しかし、それ以上に手痛いのは、企業イメージの低下による販売への影響だ。発端になったのは、03年9月から今年3月までに起きた3件の事故で、いずれも走行中に後輪のタイヤが外れ、重大事故につながる恐れもあった。

 トラックなど商用車は、顧客層が取引先企業などに比較的に固定されているため、シェアが変動しにくい面がある。しかし、軽乗用車は女性などの最終消費者が顧客の中心で、イメージの低下は深刻な問題になりかねない。三菱自も「販売面への影響がないとは言えない」と心配している。【大塚卓也】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040410-00000055-mai-bus_all