2004年04月07日(水) 00時00分

スイカなどで誤って入場 乗客に運賃返金漏れ　りんかい線 （東京新聞）

　臨海副都心を走る「りんかい線」（大崎−新木場）を運行する東京臨海高速鉄道は六日、全線開業した二〇〇二年十二月から今年二月までの間に、パスネットやＳｕｉｃａ（スイカ）のカードを使い、誤って入場した人に、初乗り運賃を返金していないケースがあったと公表した。

　未返却の件数や金額は不明だが、同社は「記録が残っている入場者には現金を返却したい」としている。

　同社によると、りんかい線は新木場駅や大井町駅でＪＲ線などと接続。改札口が紛らわしいため、利用客の中にはＪＲ線や地下鉄を利用しようとして誤ってりんかい線の改札口に入ってしまう人が多いという。この際、初乗り運賃二百円が引き落とされる。

　誤って入場する人は月に約千八百人いるという。

　申告者には、駅員がカードの入場記録を修正し、返却しているが、今年に入って同社が調査した結果、六十五人の駅員のうち六人が「誤入場の際も現金を返却したことがない」と回答し、返却漏れが判明した。同社は「再発防止に努めたい」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040407/lcl_____tko_____003.shtml