2004年04月06日(火) 12時18分

ＪＡＳＲＡＣ依頼と偽る　ファイル利用者に不正請求（共同通信）

　違法な音楽ファイル交換ソフト利用者に対し、日本音楽著作権協会（ＪＡＳＲＡＣ）から調査依頼を受けた団体だと偽って金をだまし取ろうとするケースがあったことが分かり、協会は６日、注意を呼びかけた。
　２月にはＪＡＳＲＡＣを詐称して金をだまし取るケースが発生しており、協会では「ファイル交換ソフトを利用した音楽ソフトの交換は違法行為。ただ利用の中止を求め、警告したり法的措置を取ることはあっても、すぐに金を請求することはない」として、ホームページなどで注意を呼びかけている。
　協会によると、５日午後、「ネットワーク調査協会と名乗って『ＪＡＳＲＡＣの依頼で調査している。違法なソフト利用をしているようなので５０万円支払え』とする電話があった。どう対応したらよいか」などとする問い合わせがあり、架空請求が判明した。
　協会は「独自調査はするが、ネットワーク調査協会なる団体に調査は依頼していない」としている。現在のところ、被害は確認されていないという。
　ＪＡＳＲＡＣのホームページはｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｊａｓｒａｃ．ｏｒ．ｊｐ（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040406-00000076-kyodo-soci