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2004年04月06日(火) 21時07分

魚類養殖の安全PRへ、県がウオッチャー導入−−消費者の目で視察継続 /大分毎日新聞

 ◇佐伯市の女性16人
 BSE、偽装表示など食品への信用が揺らぐ事件が続く中、県は消費者に信頼される魚類養殖確立を目指し、佐伯市の女性16人に養殖場ウオッチャーになってもらう取り組みを始めた。今年度一般会計当初予算に必要経費46万円を盛り込んだ。
 ウオッチャーに法的権限はないが、春夏秋冬にそれぞれ、養殖が盛んな蒲江町の養殖場を継続的に視察。飼育記録を取り、県、県漁協、県かん水養殖協議会との意見交換会で改善要望や提言をする権利を持つ。
 県の水産養殖(海面)は年間生産1・8万〜1・9万トンに上る代表的な産業だが、「薬漬け」と悪印象を持つ消費者も多い。そこで、ウオッチャーに現場を見てもらって誤解を解き、逆に安全をPRする宣伝塔になってもらう狙いだ。
 16人は消費生活研究会と生活学校連絡協議会のメンバーで、食品への関心が高い50〜70歳代。県水産振興課は「消費者による『モニタリング』で改善すべきは改善し、養殖の安全性を確認してもらいたい」と期待する。
 ウオッチャーになる福島市子・市消費生活研究会会長は「普通の主婦が養殖を知る機会は少ない」、蒲江町の村松水産社長、村〓一也さん(44)は「安い輸入魚に比べ、国産が安全であることを分かってもらえる」とウオッチャー導入を歓迎している。【降旗英峰】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040406-00000003-mai-l44