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2004年04月03日(土) 00時00分

ご注意! 浄水器 押し売り 「相談」年々増加 東京新聞

 「水道水が汚れている」などと不安をあおり、高額な浄水器を売りつける訪問販売に関する相談が増えている。県内8カ所の県民生活プラザには、昨年4月から今年2月までに257件に上る相談が寄せられた。前年同期に比べ8・9%増えており、中央県民プラザ(名古屋市)などでは「その場ですぐに契約しないで」と呼びかけている。

 昨年10月、同プラザに相談を寄せた20代女性は、訪れた業者を水道局の職員と勘違いして家に入れた。業者は“水質検査”をした後、「水が汚れているので浄水器を付けるように」と言い、勝手に取り付けたという。

 豊田加茂県民生活プラザ(豊田市)に同7月、相談を寄せた40代女性の場合、「浄水器をサービスで差し上げる」という電話があり、業者が家に来た。“サービス”の浄水器を取り付けた後、“水質検査”をすると水が赤くなり、「塩素が強いので、がんになる」と別の浄水器を勧められ、契約してしまった。

 このほか、「アパートの管理会社からの依頼」「近所の人は付けている」などと、設置義務があるように思わせる手口も。「活水器」「整水器」などの名称で売りつける場合もあるという。平均契約額は39万円、最高額は165万円。相談の7割以上が女性からで、年齢は20、30代、70歳以上が多い。

 浄水器の訪問販売の相談は1999年度に132件だったが年々増加している。契約から8日以内ならクーリングオフ(無条件解約)できるが、中央県民生活プラザでは、水質検査の結果やセールストークをうのみにせず、性能や価格を比較して商品を選ぶよう注意を促している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20040403/lcl_____ach_____002.shtml