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2004年04月01日(木) 18時59分

車のリコール届け出、過去最高の442万台 03年度朝日新聞

 03年度の自動車のリコール(無償回収・修理)届け出が、件数(204件)、対象台数(442万552台)とも過去最高になったことが1日、国土交通省の調べで分かった。台数で過去最高だった01年度より100万台以上増えている。国交省は、部品の共通化に加え、法改正で届け出違反の罰則が強化されたことが原因と分析している。タイヤ外れ事故が相次いだ三菱ふそうトラック・バスのリコールは、台数別では4位だった。

 03年度の届け出は国産車で123件、423万9421台、輸入車は81件、18万1131台。1件あたりの対象台数が最も多かったのは03年10月の日産で、25車種計102万5702台。車輪と車軸をつなぐ金属部品「ハブ」が損傷してタイヤが外れる死傷事故が相次いだ三菱ふそうトラック・バスは今年3月24日に6車種計22万1828台を届け出た。同社はこのうち、現時点で使用されている約11万2000台について部品の交換などを進めている。

 リコール届け出制度は69年度から始まり、75年以後は増加傾向にある。00年に発覚した三菱自動車の大規模リコール隠しを受け、同省はリコール隠しをしたメーカーへの罰則を1000倍の最高2億円に引き上げた。一方で自動車メーカーは開発費を抑制するため、部品の共通化を進めており、一つの欠陥で影響を受ける台数が増えるケースが目立っている。(04/01 18:59)

http://www.asahi.com/national/update/0401/024.html