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兵庫県三田市の「神戸三田新阪急ホテル」の正面玄関に設置された自動回転ドアで昨年８月、就学前の女児が足を挟まれて転倒し、軽傷を負っていたことがわかった。このドアではほかにも子どもが挟まれる事例が３件あった。死亡事故が起きた「六本木ヒルズ」森タワーの回転ドアとは別のメーカー製だったが、同ホテルは死亡事故翌日の２７日からドアを停止させている。三田署はホテル側から事情を聴く方針。
同ホテルによると、昨年８月２日、家族と一緒にホテルを出ようとした女児が回転ドアに右足首を挟まれて転倒し、すり傷を負った。ホテル側は事故の翌日から、ドアに張り紙をして注意を呼びかけていた。ほかの３件はそれ以前にあり、いずれも子どもが挟まれたが、自力で抜け出すなどしてけがはなかったという。
同ホテルは００年７月に開業。回転ドアは玄関に１基あり、直径３．６メートル。中心の回転軸からガラス板３枚（高さ２．６メートル）が取りつけられており、物が挟まるとセンサーが反応して止まる仕組みになっている。
(03/31 11:32)