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2004年03月29日(月) 13時30分

京都府警から捜査記録がネット流出 事件の個人情報も含め京都新聞

捜査関係記録の流出を受け、記者会見で謝罪する京都府警幹部ら=29日午前、京都府警本部    京都府警は29日、下鴨署の交番に勤務する巡査が作成した捜査関係書類がインターネットに流出したと、発表した。流出した書類には、ひったくり事件の被害者ら少なくとも11人分の個人情報が含まれていることが確認されており、流出ルートの特定に向けて調査を急いでいる。データ回収のめどは立っていない、という。
 府警総務課と情報管理課によると、流出したのは2002年に、下鴨署の巡査が作成した捜査報告書や指名手配書、鑑定嘱託書など19枚。ひったくり事件の被害者から聴取した内容も記載されていた。いずれも署長から公用認定を受けた私物のノートパソコンのハードディスク内に、データとして保存してあった。26日に府警本部に「ネット上に警察情報が出ている」との通報があり、発覚した。
 巡査は、書類は練習のために作成したもので「意図的に流出させたことはない」と話している、という。
 流出した捜査書類には、20人の氏名や生年月日、住所などが記載されていた。府警は、このうち実在の人物と確認できた11人については、すでに連絡を取って事情を報告した。
 府警は内部規定で、パソコンを公用認定して業務に使う場合、「個人情報はハードディスクに記録せず、フロッピーに保存し、外部に持ち出さない」と定めている。しかし、巡査はハードディスクに捜査書類の一部を保存し、自宅にも持ち帰っていた。
 府警は、巡査が自宅でインターネットに接続してファイルを共有するソフトを利用していなかったかどうかなどの流出経路の特定や、交番で取り扱った事案と流出情報の関係の確認を急いでいる。
 ファイル共有ソフトを介してネット上に流出した情報は、サーバの管理者がいないため、事実上データの回収や削除は不可能とされる。 (京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00000014-kyt-l26