2004年03月26日(金) 00時00分

仙台−山形間ＪＲも値下げへ（朝日新聞・）

高速バス運賃並み　回数券を来月発売

　　仙台−山形間で過熱している高速バスの値下げ競争に電車が参入することになった。ＪＲ東日本仙台支社が４月から同区間で４枚つづりの回数券（１カ月有効）を３千円で発売する。２枚を使って往復すれば１５００円と、バスの往復運賃に並ぶ。同社の清水慎一社長は「山形から仙台に買い物に来る主婦や学生の乗降者を確保したい」としている。

　　現在の仙台−山形間のＪＲ運賃は片道１１１０円。道路の混雑の影響がなく、運行が正確という強みはあるが、バスと比べると割高な料金が弱点になっていた。

　　回数券なら片道７５０円でバスより５０円安くなり、往復は１５００円でバスに並ぶ。回数券は９月末まで仙台、北仙台、山形、北山形の各駅で販売する予定だ。

　　仙台−山形間の高速バスは、富士交通（仙台市）が片道８００円、往復１５００円という運賃を引っさげて参入。これに対し、共同運行している宮城交通（同）と山交バス（山形市）も、富士交通並みの値下げを予定している。（3/26）

http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=4989