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2004年03月25日(木) 22時31分

「宇治茶」の産地表示で自主基準 京都府茶業会議所京都新聞

宇治茶の産地表示表示基準を発表する京都府茶業会議所の役員(25日・宇治市役所)    京都府の茶生産・製造団体でつくる府茶業会議所(宇治市)は25日、「宇治茶」の産地表示を「京都・奈良・滋賀・三重の4府県産茶を府内で加工したもの」とする自主基準を決めた。4月から実施する。
 昨年試験的に導入した「府内産50%以上」の枠組みは明記せず、「府内産を最優先する」(福井正憲会頭)位置づけにとどめた。
 この日の同会議所総会で、宇治茶の定義を「京都・奈良・滋賀・三重県産茶で、府内業者が府内で仕上げ加工したもの」と決めた。
 牛肉偽装事件などの食品表示問題をきっかけに業界内で基準を策定する動きが強まったことを受けて、府茶業会議所は2003年4月、「宇治茶と呼ぶのは府内産50%以上で、ブレンドは滋賀、奈良、三重の隣接3県に限る」との自主ルールを試行的に導入した。
 しかし、府内産茶葉の不足などを理由に「製造と生産の両団体から承認を得られず、正式な決定には至らなかった」(福井会頭)という。
 今回の自主基準で府内産の占める割合について「最優先するが、具体的な数値は公表できない」としている。
 福井会頭は「生産、加工製造双方の立場を考えて決断した。気候や歴史的にゆかりの深い『4府県』という基準を明確にしたことで販売のモラルを徹底し、消費者の信頼を得られると考える」と話している。(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000082-kyt-l26