2004年03月24日(水) 00時00分

みちプロ本社　仙台に移転へ（朝日新聞・）

　　東北を中心にプロレスを興業しているみちのくプロレス（本社、盛岡市材木町、新崎人生社長）が、年内にも本社を、仙台地方に移すことになった。仙台の方が営業面で都合がよいためで、２９日に仙台市で正式に発表する。同社は、県内での試合数を減らすことはないとしている。

　　同社は、９３年にプロレスラーのザ・グレート・サスケ氏＝現会長＝（３４）が、東北地域に密着したプロレス団体を目指して設立。資本金は１千万円で、現在約１０人の所属選手がいる。年間に約１２０興行をこなす同社は、うち約９０興業を東北６県で行っている。

　　盛岡市材木町にある本社のほか、同市上飯岡の道場兼合宿所を、仙台市かその周辺に移す。現在の本社は、県議でもあるサスケ氏の個人事務所を兼ねる形で、支社として残す見通しだという。

　　同社は、仙台への移転理由として、（１）交通の便がよく、東北６県全体と東京からも来やすいこと（２）人口が多いこと（３）南東北の小さな市町村でも試合がしやすいこと（４）多人数が集まる中規模の興業は、仙台が多いことを挙げている。

　　移転について「少し寂しい気はするが、みちプロが岩手から無くなるわけではない。業務拡張ととらえて欲しい」と説明する創業者のサスケ氏は「私が、宮城県議を目ざすことはありません」とも、話している。


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http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=5234