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2004年03月13日(土) 15時05分

<LED特許訴訟>完敗の日亜、1審弁護士の大半解任毎日新聞

 青色発光ダイオード(LED)の特許を巡り、東京地裁に200億円の支払いを命じられ控訴した精密機器メーカー「日亜化学工業」(徳島県阿南市)が、1審の担当弁護士の大半を解任したことが、分かった。「完敗」を控訴審で覆すため、弁護団を一新したとみられる。既に日本最大級の弁護士事務所に受任を依頼し、承諾した同事務所の弁護士ら6人が控訴趣意書の作成作業を進めている。

 東京高裁によると、日亜側は今月9日、1審の担当弁護士4人の辞任届と、新たな弁護士6人の代理人委任状を提出した。6人のうち3人は約190人の弁護士を抱える東京の弁護士事務所に所属している。1審を担当した弁護士数人が今後も訴訟に関与はするが、活動の中心はこの巨大事務所が担当する方針だという。

 今年1月の1審判決は、発明者の中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(49)に支払うべき「職務発明の対価」を約604億円と算定し、請求の全額に当たる200億円の支払いを命じた。関係者によると、日亜側は1審判決を「あってはならない大敗」と位置付け、弁護団の再編成に踏み切った。

 取材に対し、日亜側は「現段階では何もコメントできない」としている。【小林直】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040313-00001052-mai-soci