2004年03月10日(水) 20時28分

大阪のカラスからウイルス　京都に続き３例目の検出（共同通信）

　持ち込まれたカラスから鳥インフルエンザウイルスが検出され、対応に追われる大阪府警茨木署員＝１０日午後６時５５分 　 　大阪府は１０日、同府茨木市内の民家の庭で弱っているところを捕獲され、その後死んだカラス１羽から鳥インフルエンザウイルスを検出、感染を確認したと発表した。
　カラスの感染判明は高病原性ウイルス感染が判明した養鶏場のある京都府丹波町と隣の園部町で５日に見つかった死がい各１羽に続き３例目。
　この民家は、丹波町の感染養鶏場から半径３０キロの移動制限区域内。府は「カラスの行動範囲からみて丹波町から飛来したとは考えにくい」としている。
　府などによると、ウイルスが検出されたカラスは５日午後１１時半ごろ、弱ってふらふら歩いているのを住民が自宅の庭で発見、近くの駐在所へ通報した。駐在所の警察官が捕獲し茨木署に運んだが、７日に死んだ。
　８日にウイルスの遺伝子を調べるＰＣＲ検査を行った結果では陰性だったが、さらに詳しく検査したところ１０日にウイルスが分離、確認された。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000223-kyodo-soci