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2004年03月09日(火) 14時24分

ジャパネットたかた 30万人分?情報流出 内部関係者の犯行か西日本新聞

 長崎県佐世保市の通販業界最大手、ジャパネットたかた(高田明社長)は九日、同社の顧客データのコピーの一部が外部に持ち出されていたことが分かったと発表した。同社によると、約三十万人分が流出した可能性があり、盗難の疑いがあるとみて、内部調査を進め、告訴を検討している。三洋信販、ヤフーBBなどに続く顧客情報流出で、企業の情報管理体制があらためて問われている。

 同日会見した高田社長は「全国の顧客情報が流出したことは、私の管理不行き届きで、お客さまに多大な迷惑をかけたことを深くおわびしたい」と陳謝した。

 同社の調べでは、流出したのは一九九八年七月から同年十月ごろのデータで、氏名、性別、住所、生年月日、年齢の順に記載されており、同社の正規の書式でないが、実際の顧客であることが確認された。持ち出した人物が特定されないよう加工された可能性があるという。

 顧客データは本社コンピューターで一括して管理されており、ID(個人識別記号)を知るシステム担当者でないと引き出せない仕組み。このため、内部関係者による犯行の疑いも出ている。

 ジャパネットたかたは八六年創業。佐世保市を拠点に、九〇年からラジオ、九四年からテレビショッピングを始め、高田社長自ら番組に出演して商品を紹介する手法が人気を呼び、テレビショッピングで約40%のシェアを占める通販最大手に急成長。同市に構える自社スタジオでの番組制作から商品発送まで「自前主義」を掲げ、二〇〇三年十二月期の売上高は七百五億円に上る。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000072-nnp-kyu