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2004年03月05日(金) 22時02分

京都産の鶏肉、卵ありません 2府4県8店舗で不適切表示京都新聞

 「京都府産の鶏肉、卵は扱っていません」−。丹波町での鳥インフルエンザ発生で風評被害が懸念される中、こんな店頭表示をしている百貨店や小売店があることが、農水省近畿農政局の調査で5日までに分かった。同局は「府内全域が鶏や卵の移動制限区域であるような誤解を招く」として表示の自粛を要請。養鶏業者らも「消費者には正しい知識を伝えてほしい」と訴えている。
 同局は今月1日から4日まで、近畿2府4県の百貨店やスーパー、小売店計352店舗を実地調査した。このうち8店舗で、風評被害の拡大につながりかねない不適切な表示が見つかった。
 2月27日の鳥インフルエンザの発生で、発生地から半径30キロ圏内が鶏や卵の移動制限区域に指定され、出荷できない状況になっている。しかし、同区域外の府内の養鶏業者からも風評被害による販売減少を懸念する声が広がっている。
 同局は「移動制限区域は府内全域ではなく、消費者の誤解を招く」として、8店舗に表示の自粛を求めた。鳥インフルエンザについて、正確な情報を記したリーフレットも配布した。
 同区域外である相楽郡内の養鶏業者(70)は「丹波町での発生以来、卵の取引を断られるようになり、出荷量は半減した」とした上で、「府内産というだけで敬遠されるのは悔しい。安全性も含めて、販売店は正しい知識を消費者にPRしてもらいたい」と話している。(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000060-kyt-l26