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2004年03月03日(水) 14時38分

大手消費者金融の広告盗用DM、申し込むと手数料詐取読売新聞

 「武富士」「プロミス」など大手消費者金融会社の広告を盗用したダイレクトメール(DM)が不特定多数の人に送り付けられ、融資を申し込もうとした人が手数料名目で金をだまし取られる被害が出ている。

 DMは今年1月以降に急増、警察当局は、ヤミ金融対策法の完全施行で追い詰められたヤミ金融業者による仕業とみて警戒している。業界の大手5社でつくる「消費者金融連絡会」(東京都)も近く、テレビCMで注意を呼びかける。

 関係者によると、DMには両社の社名や商標のほか、貸金業の登録番号、CMタレントの写真などが無断で使用され、一見すると、本物の広告とそっくり。融資申し込みの連絡先だけが両社とは無関係の電話番号になっていた。

 「武富士」の広告を使って先月、大阪府東大阪市の30歳代の主婦宅などに相次いで届いたDMには、連絡先に携帯電話の番号が書かれていた。うち2人の電話に応対した男は「信用できるお客様か確認のため、手数料を支払って」と要求。計90万円を指定口座に振り込んだが、融資はされず、そのうち電話もつながらなくなったという。

 同連絡会などによると、ヤミ金融対策法のうち「無登録業者の広告・勧誘行為の禁止」などが前倒し施行された昨年9月ごろから、ヤミ金融業者が別の大手消費者金融会社を装ったDMを出し始めた。

 当初は、実際に融資して法外な利息を要求していたが、これが、融資せずに金をだまし取るようにもなったため、連絡会としてテレビCMや新聞広告で広く注意を呼びかけることにしたという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040303-00000205-yom-soci