2004年02月27日(金) 13時40分

黙って隠せる病気でない　衝撃受ける農水省（共同通信）

　京都府での鳥インフルエンザの感染について記者会見する農水省の栗本まさ子衛生管理課長＝２７日午前、農水省 　 　「黙っていれば隠し通せるような病気ではない」。京都府の養鶏場で大量の鶏が死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザ陽性反応が出た問題で、農水省の栗本まさ子衛生管理課長は２７日午前、記者会見し、業者から１週間近くも届け出がなかったことに不快感をあらわにした。
　農水省は１月、山口県での発生を受けて各都道府県に「常にインフルエンザの発生を疑い、発生が否定できない場合は届け出るように」との通知を出したばかり。
　同省の担当者は「餌が悪いと思ったのか、別の病気を疑ったのか」と業者の対応に首をかしげ「異常があればすぐに届け出るのが防疫対策の大原則。これだけ騒ぎになっている状況で、何らかの相談はあってしかるべきだった」と語気を強めた。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000126-kyodo-soci