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2004年02月27日(金) 14時56分

薬で副作用死、病院に6260万賠償命令…地裁判決読売新聞

 埼玉医大病院(埼玉県毛呂山町)で2000年5月、入院していた長女(当時14歳)が死亡したのは薬の副作用が原因だとして、両親が同病院と主治医を相手取り約1億6000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、さいたま地裁であった。石原直樹裁判長は、医大側に計約6260万円の損害賠償を命じた。

 訴えたのは、埼玉県名栗村、評論家船瀬俊介さん(53)と妻睦子さん(46)。

 訴状によると、船瀬さんの長女真愛美(まなみ)さんは心身不安定の症状で2000年4月27日、同病院に入院。同日から抗精神病薬「ハロペリドール」の点滴を受け、点滴4日目から頻脈、肺炎などの症状が出たが、投薬は続けられ、同年5月30日、悪性症候群で死亡した。

 船瀬さんは、主治医はハロペリドールの副作用を説明せず投薬を始め、さらに頻脈や肺炎などの症状が出た場合、医薬品添付書や医学文献では投薬中止が指示されていたのに、投薬を中止しなかったと主張していた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000405-yom-soci