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2004年02月27日(金) 07時31分

入手後に接続記録を消去 数十万人分の顧客情報共同通信

 ソフトバンク恐喝未遂事件で、数十万人分の顧客情報を持っていた会社員木全泰之容疑者(31)は、不正に情報を引き出した形跡を残さないよう、データベースへの接続記録を消去していたことが27日、関係者の話で分かった。
 警視庁捜査一課の調べでは、木全容疑者は昨年6月までの約1年間、苦情などを処理するソフトバンクの関連会社に勤務しており、業務上、データベースに直接接続することができたという。
 関係者によると、木全容疑者はその間、業務を装って繰り返しデータベースに接続し、顧客情報を不正に入手。接続記録はそのたびに消去し、証拠を隠ぺいしていた。
 木全容疑者は現金を要求するメールを送信した際も匿名で取得できる海外のメールアドレスを利用するなど、パソコンやインターネットに関する知識が深く手口が巧妙だったため、ソフトバンク側は情報が引き出されていたことに気づかなかったという。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000030-kyodo-soci