2004年02月24日(火) 14時37分

三洋信販顧客情報流出　不正請求１万件超す（西日本新聞）

　消費者金融大手、三洋信販（福岡市）の顧客氏名や住所、電話番号などの情報が流出した問題で、同社は二十四日、二〇〇三年から二十二日までに顧客から寄せられた不正請求の届け出件数が一万件を超えたことを明らかにした。実際の被害件数はうち百六十件で、被害額は計約五千二百万円に上っている。同社は「心当たりのない請求は、当社や警察に相談してほしい」と呼びかけている。

　同社によると、不正請求被害の届け出件数は、社内情報流出が発覚した一月以降に激増。二月十八日からは、一日平均五百件を超えている。

　「最終通知」などと記載されたはがきが送付される手口が大半で、はがきの連絡先に電話をすると「どこから、いくら借りているのか」「支払わなければ、自宅や職場に押し掛ける」などと迫られ、入金を強要されるという。

　同社は「借入金の返済滞納者には『督促状』を送付するが、職場に出向くことはない」と説明している。同社の相談窓口は「お客様サービスセンター」＝フリーダイヤル（０１２０）２４００３４。（西日本新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00000072-nnp-kyu