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2004年02月21日(土) 14時52分

三洋信販 全顧客情報200万件流出? 新たに322件判明 「経路の特定に全力」西日本新聞

 消費者金融大手、三洋信販(福岡市)の顧客情報流出問題で、同社は二十一日、「すべての顧客情報二百万件が流出していた可能性がある」として、流出経路の特定に全力を挙げる方針を明らかにした。同日までに、新たに三百二十二件の情報流出が判明したためで、同社が確認した情報流出は計七百六十九件となった。流出した顧客データは名簿業者などを通じて売買されているとの情報もあり、同社は「顧客が不正請求被害に遭うことも考えられる。福岡県警などと連携して実態解明を急ぐ」としている。

 同社によると、社外から「三十二万件の顧客データの一部」として三百二十二件のデータが同社に寄せられ、同日までの調査ですべてが同社の顧客情報と判明した。情報は、顧客の氏名や住所、電話番号などで、貸付残高などの信用情報は含まれていなかった。

 同社は、社内の二つのコンピューターシステムから社内関係者が昨年七月と十月の二回に分けて情報を引き出した可能性が高く、今回の情報は昨年七月の流出データとみている。

 現在までの同社の社内調査では、情報流出の関係者は特定されていない。同社は「システム的には、時間をかければ顧客データ全件を取り出すことも可能」としており、週明けにも福岡県警に再度協力を要請する。同社の浜田徹・専務執行役員は「弁護士とも相談してできるだけ早く刑事告訴の手続きをとりたい」と話している。

 同社によると、現在取引のある顧客は約七十八万人で、過去に取引があった顧客や貸し倒れ分などを含めると全国約二百万件の個人情報を保有している。同日までに、西日本新聞には、「顧客情報がCD—ROMなどの形で流出している」「名簿業者などによって数百万円で売買されている」などの情報が寄せられている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000075-nnp-kyu