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2004年02月21日(土) 02時13分

絶えない「ぼったくり」 隠れた被害も多数 警察と市 警戒呼びかけ西日本新聞

 【筑後】 久留米市の歓楽街「文化街」で、うそや脅迫まがいの言動で高額な飲食代金を請求する「ぼったくり」の被害が絶えない。福岡市・中洲など他地区の歓楽街に比べ警察への被害相談は少ないものの、文化街の暗いイメージの温床でもあり、同署や市は、広報紙などを通じ、ぼったくりへの警戒を呼びかける方針だ。

 同署によると、文化街での昨年のぼったくりの通報は九件。うち、料金トラブル三件は同署に当事者を呼び示談。残りの六件は情報提供や被害相談で、相談者の記憶があいまいな点などから被害届は出されなかった。今年は匿名の電話相談が数件あっている。

 ぼったくりは県条例で禁止されているが、同署は、被害の届け出がないため、摘発例はゼロ。生活安全課は「いかがわしい店に行った後ろめたさなどから、被害届を出しにくいのでは。隠れた被害も相当数あるはず」とみる。

 実際、五十代の自営業男性は昨年夏ごろ、客引きに誘われ飲食店に入り、支払いの際カードを渡したところ、後日カード会社から五十万円を請求をされたという。

 被害額二、三万円程度の「プチぼった」も多いというが、「警察に届けてややこしくなるなら我慢しよう」と考える被害者が少なくないらしい。

 同署は「客引きなどに誘われて店に入ったときに被害に遭うことが多い。甘い言葉には注意を」と呼びかけている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000004-nnp-l40