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東京都練馬区は２０日、区の嘱託収納員（５６）が酒を飲んでマージャンをした後、帰宅途中に税金の滞納者リスト１７７人分を紛失したと発表した。同区は特別区税の収納率が８６．９％と２３区で最も低く、昨年１２月に嘱託収納員１１人を採用したばかりだった。
同区によると、リストには同区羽沢、栄町地区の滞納者の住所、氏名、区税や国民健康保険料の滞納金額が一覧になっている。区は該当者宅を回って陳謝し、当分の間、嘱託収納員の活動を中止し、管理体制を見直す。
この収納員は１８日夕、リストをバッグに入れて区役所を退庁。西武池袋線練馬駅近くの居酒屋で同僚と食事をするなどし、その後、同僚らと別れて足立区の自宅に帰る際、バッグの紛失に気づいたという。収納員は翌１９日午後４時に区に連絡したという。(02/21 08:49)