2004年02月21日(土) 00時00分

＜茶況＞カメラ付き携帯で履歴確認　岩崎功商店３月実演へ(20日) （東京新聞）

　静岡市の製茶問屋岩崎功商店は、ＪＡ静岡市などと共同で開発した生産・流通履歴がカメラ付き携帯電話で確かめられる茶袋商品について、３月９日から４日間、幕張メッセで開かれる国際食品・飲料展と３月１０日から３日間、東京ビッグサイトで開かれるスーパーマーケットトレードショーで実演し、販路拡大を図る。

　このシステムはバーコードより入力情報量の多い二次元コードを利用。茶農家や製茶問屋が商品情報を二次元コードに盛り込み、商品に二次元コードを張り付ける。店頭ではカメラ付き携帯電話で二次元コードを撮影すると、その場で情報が検索できる。

　システムは本年度、ＪＡ静岡市が中心となって開発し、製茶問屋では岩崎功商店だけが事業に参画した。

　同商店は３月中旬以降、取引先の東京都内の百貨店でもこの商品を販売。ことしの新茶期以降も茶農家と協力して継続販売していく。

　袋井・森　新茶生産に向け、各茶農家は施肥など茶園管理を進めている。

　掛川・小笠　大手茶商は、独自企画商品や得意先との売り出しを積極的に進めている。

　島田　農家は化粧ならしなど、春の茶園管理作業を進めている。

　榛原・相良　産地問屋は補充注文をこなしながら情報収集に努めている。

　金谷・三川根　産地問屋は在庫消化に努めながら仕上げ、発送作業を進めている。

　藤枝　茶農家は新茶生産に向けて肥料の分散投入を進めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/siz/20040221/lcl_____siz_____002.shtml