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2004年02月20日(金) 21時39分

<有栖川偽装詐欺>初公判で起訴事実を否認 東京地裁毎日新聞

 断絶した皇族「有栖川(ありすがわ)宮家」の後継者を装って結婚披露宴を開き、祝儀をだまし取ったとして詐欺罪に問われた有栖川識仁(さとひと)こと北野康行被告(42)は20日、東京地裁(大島隆明裁判長)の初公判で「金をだまし取る気はなく、皇族を装ってもいない」と起訴事実を全面的に否認した。

 妻として振る舞った坂本晴美被告(45)も「皇族を装っていない」と無罪を主張。披露宴を企画したイベント会社役員、楠信也被告(42)は「騒がせて申し訳ないが、仕事でやっただけ」と述べた。

 検察側冒頭陳述などによると、京都・伏見生まれの北野被告は82年、「伏見博」と名乗ったところ、旧宮家の伏見宮家の血縁者と誤解した周囲から「宮さん」と呼ばれるようになった。84年に皇族らしい名前として「有栖川識仁」を考案した。

 02年8月、北野被告は「私は有栖川宮家の継承者ではない」と告白したが、坂本被告は金もうけをするため皇族の血縁者として装い続けるよう求め、詐欺を発案した。2人は03年4月、楠被告に協力させて東京都内のホテルで披露宴を開き、320人以上から総額約1200万円の現金と絵(約1500万円相当)をだまし取った。【渡辺暖】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000087-mai-soci