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2004年02月18日(水) 10時38分

<デマメール>佐賀銀事件で20代女性を送検 信用棄損容疑毎日新聞

 佐賀銀行(本店・佐賀市)を巡るデマメール事件で、佐賀署は17日、同行の経営が悪化しているかのような電子メールを友人らに送ったとして、同県内の20代女性を信用棄損容疑で佐賀地検に書類送検した。女性は「悪意はなかった」と話しているという。

 調べでは、女性は12月25日未明、「某友人からの情報によると26日に佐賀銀行がつぶれるそうです」などの内容のメールを携帯電話から、友人ら計26人の携帯電話に送信した疑い。

 女性は友人から電話で「佐賀銀行が26日につぶれるらしい」と聞いて信じ、他の友人にも「預金を引き出した方がいい」と伝えたかったという。メールが届いた26人の中にはさらに転送した人もおり、ネズミ算式にデマが広まったとみられる。

 佐賀署は佐賀銀行の告訴を受けて捜査していた。事情聴取に対し、女性は泣きながら事実関係を認め「こんな騒ぎになるとは思わなかった」などと話しているという。

 同署は「犯意や因果関係の認定が困難だが、刑事訴訟法の規定に従って送検した」と地検に判断を預けた格好。佐賀地検の新倉英樹次席検事は「今後の捜査方針などについては一切コメントできない」と話している。

 佐賀銀行は騒ぎの影響で450億〜500億円の預金流出があったと分析。12月末の預金高は前年比4.2%減となった。年明け後、預金量は徐々に回復しているという。【古川修司、宮本尚慶】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040218-00001007-mai-soci