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2004年02月17日(火) 00時00分

カモ肉産地偽装か 河北の業者朝日新聞・

 河北町の有限会社が輸入カモ肉を国内産と偽って売った、との指摘が寄せられたことを受け、県と町は16日、景品表示法とJAS法に基づいて立ち入り検査をした。会社社長は記者会見し、偽装を否定した。

 この会社の元従業員を名乗る女性は朝日新聞の取材に対して、「外国産のカモに、国産のラベルを張りつけて出荷した。社長の指示だった」と話した。

 同様の情報は、県や町にも寄せられたため、県などは16日、会社に立ち入り調査をした。帳簿を調べたり社長から事情を聴いたりして、出荷方法やカモ肉の仕入れ先や保管場所などを確認した模様だ。今後、もし偽装が確認されれば、改善を指示して、業者名を公表する見通し。

 一方、社長は会社前で記者会見し、「輸入肉は扱っているが、国産とは区別している。偽装や混入はしていない」と疑惑を否定した。

 その上で「輸入肉を(仕入れの時とは)違う箱に詰め替えてラベルを張らずに出荷するなど、あいまいな点はあった。当面の間、出荷を自粛することを取引先に申し入れている。(疑惑を招き)関係者に迷惑をかけたことをおわびします」と話した。

 社長の説明では、この会社は「フランスガモ」と呼ばれる高級カモ肉を河北町と蔵王町の計5カ所で年間15万羽生産し、販売している。輸入肉はマレーシア産を中心に01年ごろから年間30〜40トン程度仕入れ、県内などで販売したという。(2/17)

http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=4909