悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年02月17日(火) 00時00分

県内でもチラシ内職被害 主婦ら相談3件、県センター注意呼び掛け 中日新聞

 収入が得られないチラシ配りの内職を勧誘、契約金をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで、宮城県警に十六日摘発された「メイプルウッドカンパニー」(仙台市)と「ケーズケア」(東京都)。岐阜県消費生活センターには本年度、両社についての相談が三件寄せられ、被害が県内にも及んでいることが明らかになった。(刈谷 節)

 岐南町の主婦(24)は昨年六月、メイプルウッドカンパニーから電話勧誘を受けた。配ったチラシを見て、商品の注文があった場合、その代金の10%を得る契約で、契約金四十七万円のうち十一万円を支払った。だがチラシを配ったのに、振り込みは無かった。

 養老町の主婦(44)も同社から昨年十月、電話勧誘を受け、チラシ見本の送付だけを承諾。見本が届いた後、担当者から電話で、契約金四十一万六千円を払うよう要請されたが、クーリング・オフ制度を使って解約した。

 岐阜市の男性会社員(24)は昨年四月、ケーズケアの折り込みチラシを見て、同様に注文代金に応じて報酬を受け取る契約を結び、契約金の一部約十三万円を支払った。翌月から九月まで、計三万八千円が振り込まれただけで、同社には電話もつながらなくなった。契約金を立て替え払いしたクレジット会社が「業者に問題がある」と判断、解約が認められた。

 両社も含め、空いた時間を使って手軽に金が稼げることをうたい、契約金などを要求する「内職商法」についての相談は、ここ四年間で同センターに毎年三十数件ずつ寄せられている=別表。相談してくるのは三十−四十代の主婦が中心という。

 同センターは「無条件解約ができるクーリング・オフ期間(二十日)を過ぎると、解約は難しい。業者は解約交渉にもなかなか応じない」としている。


http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20040217/lcl_____gif_____000.shtml