2004年02月16日(月) 00時00分

ちゃんと確認して！“預金被害者”が銀行を提訴（ZAKZAK）

　空き巣などで通帳や印鑑を盗まれ、預貯金を引き出された仙台市青葉区の女性（４８）ら宮城県在住の６人が１６日、銀行窓口の本人確認が不十分だったとしてみずほ銀行や七十七銀行（仙台市）など７行に計約４２００万円の返還を求める訴訟を仙台地裁に起こした。

　記者会見した代理人の弁護士によると、全国で計１１３人が延べ４３行に計約５億４０００万円の返還を求め、仙台地裁も含め１０地裁に一斉提訴する。東北での提訴は初めてという。

　訴状などによると、６人は２０００−０３年に通帳などの盗難に気付き、計１１０万−２０００万円を引き出されていた。

　６人は「１９９８年末ごろからピッキングによる窃盗事件で盗まれた通帳と印鑑を使った不正な引き出しが報道されるなどしていたのに、銀行は対策を取らなかった」などと主張している。

　代理人によると、同様の訴訟で銀行に返還を命じる判決も出ているという。

ZAKZAK 2004/02/16

http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2004_02/1t2004021627.html