2004年02月16日(月) 00時00分

被害総額４０億円…内職商法で経営者ら逮捕（ZAKZAK）

　収入が得られないチラシ配りの内職を勧誘、契約金をだまし取る内職商法事件で、宮城県警生活環境課と仙台北署は１６日までに、特定商取引法違反（不実の告知）と詐欺容疑で逮捕状を取った通信販売業「ケーズケア」（東京都新宿区）の実質的経営者、刀根健治容疑者（４５）を逮捕した。

　関連会社６社の役員ら６人も同容疑で逮捕状を取り、同日にも逮捕する。被害者は全国の主婦ら約９０００人、被害総額は約４０億円に上るとみられる。

　同社などは「チラシを配るだけで月５万−１０万円の収入がある」と勧誘、１人当たり３０万−５０万円をだまし取ったとされ、調べだと、刀根容疑者らは昨年秋ごろ、東京都などの３人から契約金をだまし取った詐欺などの疑いが持たれている。

　生活環境課などによると、刀根容疑者は平成１０年ごろ、仙台市で内職商法を開始。商品チラシを配布する代理店委託契約を内職希望者と結び、注文があれば代金の１２−３３％の手数料を払うなどとしていたが、実際にはほとんど支払われなかったという。

ZAKZAK 2004/02/16

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_02/1t2004021607.html