2004年02月13日(金) 20時33分

鳥インフルエンザ　回収の卵、焼却を完了−−阿東町の発生農場出荷　／山口（毎日新聞）

　鳥インフルエンザ問題で県は１２日、阿東町の発生農場から出荷され、自主回収した卵の焼却を終えたと発表した。昨年１２月２８日以降、１月９日朝までに出荷された２１・８トンが対象で、回収量は５・１トン（２３・６％）。残りはすでに消費されたとみられる。
　回収していたのは、ウイン—ウイン・ファーム山口農場で生産され、山口農協直販が出荷した「おったまご」のうち、同農場での生産を示す「Ｗ」の文字が表示された卵。
　県防疫対策本部によると、１月２９日に１・３キロを回収したのが最後。１月１２日の回収開始からすでに１カ月がたつことや、１月９日に出荷された卵もすでに賞味期限を過ぎていることから「市中にはないものと考えられる」という。
　また、県養鶏協会（木下寿美会長）は卵や鶏肉の消費拡大活動に充てるため義援金の募集を始めた。募金箱は各家畜保健衛生所や農林事務所などに置く。【佐藤丈一】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00000007-mai-l35